「キレイになりたい」と思ったとき、大事なのはセンスやテクニック以上に「ある要素」の相性です。「憧れ」や「理想」がある女性ほど、見落としがちなその相性とは...
意外と知らない? キレイになるための3つの相性
女性が垢抜けたり、キレイになるために3つの相性が重要となります。
「自分(個性)」
「身体(服)」
「顔(メイク)」
音楽の演奏に喩えると分りやすいのですが、違う楽器が3つあってバラバラの演奏をすると耳障りで聞くに堪えない雑音になります。
けれど、3つの楽器がちゃんとお互いを意識し一つのメロディを奏でれば、そこにハーモニーが生まれ美しい音楽になります。
それぞれの楽器がどんなに素敵でも、調和せずバラバラになるとその良さは半減します。
服やメイクも全く同じでどんなに高価で上等な服も、質のいいコスメを使ったメイクも、それぞれ違うテイストがバラバラの主張をしてしまうと違和感が生じます。
その現象が老けてみせたり、逆に幼くみせたり、裏がありそうな不信感を生んだり、頼りなさを感じさせたりと、ネガティブに動く状況が「似合わない(調和しない)」状態です。
逆に3つの要素が上手く調和すると存在感が生まれ、人間的な厚みを感じたり思わず引き込まれる美しさを生みます。
分かりやすいオシャレをしなくても自然とオシャレな印象を与える人や、気取らない雰囲気なのに惹きを感じる人は、実はこの調和が上手くできています。
現場のモデルと日常を生きる一般女性は別
一般的な雑誌だと、服とメイクの調和が重要になります。
その雑誌のカラーや流行、テーマに従ってスタイリストが服を選び、ヘアメイクがメイクアップを行います。そして、その調和のバランスをとるのがモデルの仕事です。
テーマや要望に沿って自分の見せ方をコントロールして、「自分(個性)を服やメイクに合わせ」写真に写る技術をもつプロです。まるで女優が演技をするような状態ですね。
例えば、可愛らしいメイクや服なら表情やポージングは可愛らしく。真面目さを感じるメイクや服はきりっと賢そうな顔つきで写る。そうして撮られた写真はオシャレで、とても素敵にみえます。
一般の女性は雑誌でその作品をみて「私もこうなりたい」と同じ服を買います。ですが、実際にやってみると「着こなせない」「何かが違う」と苦悩します。
考えてみれば当然で「自分」「服」「メイク」の相性を計算し調和させた状態と、「自分」「服」「メイク」の相性を何も考えずに服だけ真似た状態は全く異なるのです。
一般の女性は素人です。必要なのは撮影の現場でモデルに求められるスキルでありません。
「自分」「服」「メイク」の3つの相性さえ正しく理解できれば、肩に力をいれたり難しく考えることなく、素敵にみえる姿にたどり着けます。
なぜなら日常の服やメイクは雑誌での撮影と違いテーマやカラーの指定がないのです。
モデルのように自分が服やメイクに「合わせる」必要がないのです。
「自分」を軸に服、メイクのバランスを考える
カラーの組み合わせなどの色彩理論、体型による着丈の違い、そんな風に理論で受け取り、ファッションやメイクを難しく考えると「服を着ること」「メイクをする事」が億劫になります。
大事なのは、「こう着なくてはいけない」でなく、「自分」「服」「メイク」の3つの相性がいいかどうか。3つの要素が同じ方向をちゃんと向いているのか、それだけです。
そして、この3つの相性で一番重要な「自分」はイコール「個性」です。自分と他人の違うところ、「自分だけの持つ魅力」が自分の見た目の軸になるのです。
人によって、それは可愛らしさだったり、落ち着きだったり、自然さだったり、真面目さだったり、古風さだったり様々です。自分の個性は何なのか、その個性と「服」「メイク」のバランスがちゃんととれているのか?
そんな試行錯誤の繰り返しから、自分に似合う服やメイクがだんだんわかってきます。オシャレや流行という視点でなく、もっと自分自身に軸をおいて、「服」や「メイク」を考え直してみませんか?
そして、自分の個性が何か分からず悩む人は88診断やパーソナルカラーなどの分析を通して自分と向きあってみてください。
(三村愛/ライター)
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