気になるほくろを除去する値段について 保険は適用される?されない?疑問を解消!!

ほくろの除去をする場合、保険診療と自由診療があります。どんなほくろに保険が適用されるのか、また保険診療と自由診療では費用にどんな違いがあるのかを見てみましょう。

保険が適用になるほくろ除去の条件

保険が適用になるほくろ除去には3つほど条件があります。その条件が、保険適用可能な病院、ほくろの状態、施術方法です。この条件を満たさなければ、保険診療を受けることはできません。

まず病院ですが、皮膚科であれば保険適用が可能です。ほくろの状態については、悪性や今後悪化の危険性がある場合は保険が適用になります。特にメラノーマと呼ばれる皮膚がんは、ほくろと似ていることから見分けが付きにくいと言われています。このような場合には、保険診療のほくろ除去が適しています。

また、それ以外にも医師の判断によっては保険診療になることもあります。例えば、大きいほくろや出血のあるほくろ、生活に支障をきたすほくろなどです。ほくろの状態によって保険が適用されるため、まずは皮膚科で診察を受けてみましょう。

3つ目の条件である施術方法ですが、主に保険が適用される施術方法は3つあります。メス切除縫合、くりぬき、高周波メス・電気メス切除は保険が適用されます。ほくろ除去方法としてポピュラーな炭酸ガスレーザー治療は、基本的には保険適用外です。

保険診療と自由診療の費用について

保険診療と自由診療を比較すると、保険診療の方が費用は安く済むと思われがちです。しかし実際には、ほくろの状態によっては自由診療の方が安く済む場合もあるようです。

上記に挙げた保険適用の条件をクリアしているほくろの場合、保険診療の方が費用は安くなります。悪性の可能性がある場合は保険適用となることから費用は3割負担で済むため、自由診療よりもかなり安く治療ができるでしょう。

しかし、上記の条件をクリアしていないほくろの場合は自由診療の方が安くなることもあります。例えば、美容目的で炭酸ガスレーザー治療によってほくろ除去をする場合です。炭酸ガスレーザー治療は基本的に自由診療となりますが、費用はそれほど高くないのが特徴です。具体的な費用は、直径3ミリまでのほくろなら数千円程度です。

ただし、炭酸ガスレーザー治療だと除去したほくろを病理検査に出すことができません。そのため、悪性かどうか不明の場合には炭酸ガスレーザー治療を受けることはおすすめできません。このようなことから、ほくろ除去を考えているのであれば、まずは皮膚科で相談してみるのがベストでしょう。
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