秋から冬が脂肪吸引に適していると言われる3つの理由
夏が終わると肌の露出も少なくなり、鏡を見るたびに悩んでいた二の腕やウェスト、太ももやふくらはぎなどにある余分な脂肪たちを見かけることも少なくなり、ホッとしているのと同時に、その余分な脂肪たちを何とかしなければと危機感を感じていらっしゃる方も多いと思います。
余分な脂肪を減らすには、ダイエットや運動などの自分で頑張るものから、医療機関で行われている痩身治療まで様々ですが、その中に効果の高さや確実性の高さから選ばれることの多い脂肪吸引という治療法があるのをご存知でしょうか。皮膚を少しだけ切開して、そこからストロー状の細い管で脂肪を直接吸い出してしまう施術です。実際に脂肪を吸い出してしまいますので、しっかりと細くすることが可能ですしリバウンドも少ないと言われています。
今回はその脂肪吸引について、秋から冬にかけてが施術に適していると言われている理由について書いてみたいと思います。
ダウンタイムが楽に過ごしやすい
そんな脂肪吸引の経過や仕上がりを大きく左右するものに圧迫というものがあります。太ももであればパンスト、お腹であればウェストニッパー、二の腕であればボレロなどの圧迫具を長時間装着することでむくみを早く改善させ、たるみを最小限にとどめ、仕上がりを細くすることを目的としているものです。
これらの圧迫具は半袖やショートパンツでは隠しづらく、隠せたとしても薄手の洋服の場合には圧迫具のラインが浮き出たり暑くて蒸れるなどの問題点があります。厚手で露出の少ない洋服の方が隠しやすく、外の気温が低い方が快適に過ごせますので、夏の施術よりも秋から冬にかけての施術の方が楽に過ごすことができます。
もちろん、直後の腫れや内出血なども長袖を着るなどして自然に隠せたほうが便利ですし、体調的に最初の数日間はシャワーを浴びることなどが難しい場合もあり、そういった直後の経過を見ても秋から冬にかけての施術が有利です。
翌年の夏に間にあう
脂肪吸引にはダウンタイムと呼ばれる仕上がるまでの期間があり、最終的な完成は3ヶ月から半年後になります。また、予期せぬトラブルで経過が長引いてしまう可能性もゼロではありません。
翌年の薄着の時期に間にあわせるためには、余裕を持って早い時期から治療を行っておくことが大切です。夏を意識して脂肪吸引を行う場合には、遅くとも3月まで、できれば準備期間を長く取ることができる秋から冬にかけての施術がお勧めです。
施術への気持ちが前向き
脂肪吸引はダウンタイムもありますし、より良い結果を出すためには圧迫やマッサージなど皆さんの努力も必要になる施術ですので、夏に余分な脂肪で苦しんだという強い気持ちを持って施術に臨むことができるのは、秋から冬にかけて脂肪吸引を受ける大きなメリットです。
まとめ
これらを読むと秋から冬にかけてがベストのように感じますが、強い気持ちと万全の準備さえあれば、どの季節に施術を受けたとしても成功できるはずです。
ただ、やはり季節的な有利不利はありますので、より快適に脂肪吸引を受けたい方は、9月くらいからカウンセリングを周り、年末までに施術を受けてみてはいかがでしょうか。
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執筆者
1999年産業医科大学医学部医学科卒業。湘南美容外科本院にて脂肪吸引・麻酔の医長、品川美容外科・城本クリニックで院長を歴任。2016年4月キルシェクリニックを開院。日本麻酔科学会専門医、日本麻酔科学会指導医。時間をかけた丁寧なカウンセリングと細やかな施術には定評がある。