胸の減り方とダイエット方法は関係ない!? 脂肪優位型の日本人に適したダイエット方法とは?
ダイエットをしようと思ったとき、気になることの上位にあげられるのが「胸が減る(痩せる)」こと。どんな方法でダイエットをしてもすぐに胸が減ってしまう人がいる一方で、どれだけダイエットをしても胸が減らない人もいます。
友達の体験だったりネットの情報では胸が減らないはずのダイエット方法を実践してみても、自分だけは胸が減ってしまったという悲しい経験をされた人も多いのではないでしょうか。
今回は、なぜそういう違いが生じるのかというお胸とダイエットの関係について考え、お胸をできるだけ減らさないダイエット方法を紹介したいと思います。
胸の減り方とダイエット方法は関係ない
誰かが胸を減らさずにダイエットに成功したからといって、自分も成功するとは限りません。胸を減らさずにダイエットが成功するかどうかは、胸のタイプによって決まっているのです。
胸のタイプは2つに分けられる
胸は乳腺と脂肪(皮下脂肪)という組織が多くの部分をしめますが、お胸のタイプは乳腺と脂肪のどちらが多いのかとうことで2つに分けられます。「乳腺優位型」と「脂肪優位型」と呼ばれるものです。
乳腺は体重が変化してもボリュームがあまり変化しませんが、脂肪は体重が変化すると大きく変化します。つまり、乳腺優位の場合には胸の減りがダイエットの影響を受けづらく、脂肪優位の場合には影響を受けやすいということになります。
日本人の多くは脂肪優位
乳腺優位型の場合にはダイエットしても減りづらく、形も垂れたりしづらいのでメリットばかりのように見えますが、触ると少し硬いというデメリットがあります。
逆に脂肪優位型はダイエットで減りやすかったり年齢とともに垂れやすかったりというデメリットがありますが、触ると柔らかいという大きなメリットもあるのです。ダイエットをしても胸が減らなかったという話が少ないのは、日本人の多くが脂肪優位型で乳腺優位型の人が少ないから、ということなのかもしれません。
脂肪優位型に適したダイエット法はあるのか
日本人には脂肪優位型の胸が多く、脂肪優位型ではダイエットの影響を受けて胸が減りやすいということが分かりましたが、それでも胸を減らさずにダイエットすることはできないものでしょうか。
プチ断食ダイエットとは
これを上手に利用すると二の腕、ウェスト、内もも、お尻の外側の深い部分などにある「いざ」のために貯め込んでいる脂肪が減り、皆さんがよく気になっている部位を中心として痩せてくのです。
具体的なダイエット方法ですが、1日の食事回数を制限して食事と食事の間を16時間空けるようにします。朝だけでも良いですし夜だけでも良いのですが、朝だけにした方が効果的だと言われています。また夜ご飯だけにする場合には、より効果的にダイエットするためには20時前には食べ終わるようにすると良いでしょう。
摂取カロリーに関しては大きな制限はありませんが、ごはんやパンなど主食に多く含まれる炭水化物は少なめにして、おかずをたっぷり食べる方法が満足度も高くお勧めです。慣れるまではしんどいですが、1週間程度続けていると体が自然に順応してきますので頑張りましょう。
ただし、これは成人のみに勧められるダイエット法で、成長期の10代の方には適しません。成長期の方は他のダイエット方法を実践するようにしてください。また、成人の方でも体調に少しでも違和感がある時には継続せず、1日3食食べる生活に戻しましょう。
脂肪吸引や豊胸という方法もある
ダイエット方法とは呼べませんが、胸を減らさずにボディラインを細く素敵に変化させるには、脂肪吸引や豊胸術という方法もあります。積極的に勧めることはできませんが、スタイルにこだわっている方の最終手段としては考えてもよいと思います。
まとめ
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執筆者
1999年産業医科大学医学部医学科卒業。湘南美容外科本院にて脂肪吸引・麻酔の医長、品川美容外科・城本クリニックで院長を歴任。2016年4月キルシェクリニックを開院。日本麻酔科学会専門医、日本麻酔科学会指導医。時間をかけた丁寧なカウンセリングと細やかな施術には定評がある。