若さ=キレイの定義が女を不幸にする
一方で若い頃の外見をとどめておきたい気持ちは分かります。
男の人は歳を重ねると褒め言葉がたくさんあります。
渋い、器が大きい、味がある、ダンディー……
女性は褒め言葉といっても「若くみえますね」くらい。
その言葉に、喜んでるとしたら、それすなわち白旗を振っているようなもの。
だって「見えるだけ」で実際に若くはないわけです。
そう、実年齢43歳は隠せませんよ、マサコさん!(仮名)
それに仮に見えたとしても、本当に若い子達には肌艶や内面の若さで敵わない。
若さ=キレイと定義すると私たちは生きるのがとてもつらくなります。
この先の人生、キレイを損ねる一方だなんて地獄としかいいようがない。
美魔女とは、この若さ=キレイの定義が生み出したレジスタンス。
若い見た目をキープし続けること、すなわちキレイという思想なのです。
それでは「若さ」とは一体なんでしょう?
「若い」という言葉を辞書でひくと「成長・発達の過程で、前途が長い段階」と出てきます。
この解釈の通りで考えると、30歳を過ぎた女性に若いという言葉は確かに違和感があります。
30代は未完成というよりはほぼ完成に近づいた形だと思います。
そして幼女から少女となり、女となる成長を完成と考えれば、30代は「女」として完成する時期です。
こう考えてみると、本来のキレイはこの「女」として完成されてからが勝負な気がしませんか?
私が美魔女に感じているのはいつまでも完成された個人でなく、未完成な「少女」で居続けようとする感覚に感じる違和感です。
アラサー女性はいつまでも未完成の少女で居続けるより、いっそキレイの定義を変えて、「女」として完成した自分をいかにブラッシュアップさせていくかに注力していくことをおススメします。