心理学を活かした好感度UPテク【第8回】 好意は伝えてナンボ! 「自分に好意がある人」は嫌いになれない?
相手のことが大好きなのに、恥ずかしくてそっけない態度をとってしまうことはありませんか? それでは、相手に「自分のことが嫌いなのかな」と思わせてしまうかもしれません。
今回は、相手と気持ちを通じ合わせるための好意の示し方についてお伝えします。
■あなたが好きになるのは、自分を好きな人? 嫌いな人?
しかし、同性間の友情、仕事での人間関係など、恋愛に限らず、相手に好意をもってもらうために必要だとされる共通点があります。それが、「相手への好意」です。嫌悪感をもたれ、自分のこと悪く言う相手に好意を抱くことは、例外的なものです。恋愛において「ツンデレ」と言われるように、嫌いな相手ではないけど、あえて冷たくすることもあるというのは、ある程度の好意が伝わっている状態で語られることが主ではないでしょうか。当然かもしれませんが、本当に「嫌われている」と感じる相手には、自分も同じように嫌悪を抱いてしまいやすいのです。
■「好意の返報性」によって、相手と同じ気持ちになれる
しかし、好意の示し方を間違えてしまうと、「押しが強すぎる」「一方的すぎる」と、相手にネガティブな印象を与えかねませんよね。ただ「好きだ」とストレートに伝えるのではなく、細やかな気遣いなどによって自然に伝える方がいい場合もあります。
たとえば、「今日、誕生日だったよね」、「しんどそうだけど大丈夫?」といった声掛けや、連絡をこまめに送るというのも、好意を感じさせる言動のひとつ。大げさなアプローチではなく、ほんのちょっとのことでも、十分に好意を伝えることができるのです。
「好意の返報性」が作用する背景には、人は誰かに認められたい、評価してほしい、という「自己是認、自己承認欲求」の存在があると指摘されています。他人から否定されると、自信を失ってしまいます。自分から自信を奪うような存在から、自分自身を守るために、自然に「相手への嫌悪」の気持ちが生まれてしまいます。だからこそ、きつく当たったり、否定的な言葉を投げかけたりと、たとえ「相手のためだから」と思っていることでも、自分が嫌われてしまう、大きなきっかけと成り得るのです。
■無意識の反応が「嫌悪」の表出になっている可能性も
私が講演をさせていただく際、たまに目を合わせてくれない、喋りかけても反応してくださらない参加者の方と出会うことがあります。「話の内容に満足してもらっていないのでは?」と、講演に嫌悪を抱いていると思ってしまうのですが、実はそうではないことが多いのです。講演終了後にお声掛けすると、「本当に楽しかった、もっと詳しく聞きたい」と、意外な言葉を頂くのです。詳しく話を聞くと、「いつも周りから反応が悪いと言われる」とのことで、無意識の習慣などによって、相手に好意を伝えにくい反応になってしまっているようでした。
家族のように、長い時間かけてよく理解し合える関係性なら、「こういう人だから」と、正しく理解してもらえるでしょう。しかし、一般的には誤解を生んでしまうと、なかなか挽回することが難しいものです。
あなたのリアクションは、相手に悪印象をもたらすものではないですか? 好意は正しく伝わっていますか? その好意を示す方法は、相手を不快にさせていませんか? 改めて、自分自身を見つめ直すことで、「好意の返報性」の働きをうまく取り入れることができるかもしれません。
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執筆者
- 恋活サプリ
- 恋活、婚活で疲れた時に、読んで元気になるサプリ
恋から結婚、社会環境から個人の2つの軸をおいて恋活を起点に幅広く人との出会いを意識し、単に出会いを求めるだけでなくライフデザインを意識し成人男女の人間形成のお手伝いをしていくことを目的として、「恋活・婚活」を応援するブランド「恋活サプリ」を通して、恋愛〜結婚を通したライフデザインを支援していきます。
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