目指すべきキレイは過去にはない
トータルプロデューサー三村愛です。
突然ですが、私は美魔女といわれる人々がとても苦手です。
40代、50代でも無理なくキレイな女性は憧れですが、若さにしがみつく中高年の女性は痛々しく感じます。
テレビを見ていても、いい年の女性がいくつになっても20代の頃のファッションやメイクを貫いて、「息子と歩いているとカップルに間違えられる」と自慢している姿を見ると、「この人はいくつまで“女の子”でいるつもりなんだろう?」と首をかしげてしまいます。
若さ=キレイの定義が女を不幸にする
男の人は歳を重ねると褒め言葉がたくさんあります。
渋い、器が大きい、味がある、ダンディー……
女性は褒め言葉といっても「若くみえますね」くらい。
その言葉に、喜んでるとしたら、それすなわち白旗を振っているようなもの。
だって「見えるだけ」で実際に若くはないわけです。
そう、実年齢43歳は隠せませんよ、マサコさん!(仮名)
それに仮に見えたとしても、本当に若い子達には肌艶や内面の若さで敵わない。
若さ=キレイと定義すると私たちは生きるのがとてもつらくなります。
この先の人生、キレイを損ねる一方だなんて地獄としかいいようがない。
美魔女とは、この若さ=キレイの定義が生み出したレジスタンス。
若い見た目をキープし続けること、すなわちキレイという思想なのです。
それでは「若さ」とは一体なんでしょう?
「若い」という言葉を辞書でひくと「成長・発達の過程で、前途が長い段階」と出てきます。
この解釈の通りで考えると、30歳を過ぎた女性に若いという言葉は確かに違和感があります。
30代は未完成というよりはほぼ完成に近づいた形だと思います。
そして幼女から少女となり、女となる成長を完成と考えれば、30代は「女」として完成する時期です。
こう考えてみると、本来のキレイはこの「女」として完成されてからが勝負な気がしませんか?
私が美魔女に感じているのはいつまでも完成された個人でなく、未完成な「少女」で居続けようとする感覚に感じる違和感です。
アラサー女性はいつまでも未完成の少女で居続けるより、いっそキレイの定義を変えて、「女」として完成した自分をいかにブラッシュアップさせていくかに注力していくことをおススメします。
大人の女性のキレイは深さ。
1.人間としての思慮
男性と比べ、感情的になりやすいといわれる女性ですが、アラサーを過ぎれば思慮深くなり、感情に振り回されずにコントロールしたり、相手に振り回されることもありません。
2.自分に対する理解
自分がどんな性格で、どんな長所や欠点があるのか、他の誰よりも自分を理解できるのが大人女性。自分に似合う服やメイクだって、今までの色んな失敗から学んで身についています。
3.過去から積み重ねた経験値
失敗も成功も、紆余曲折をくぐり抜けたからこその人間としての成熟度。女としての性的な魅力だけでない人間力の魅力が生まれます。
これら20代のコムスメにはない積み重ねが生み出した「深さ」こそ大人の女性の魅力です。
そしてこの深さは歳を重ねるごとにより増していきます。
品や知性、露出ではない色気。別に20代には見えないけれど、魅力的な大人の女性。
歳は毎年重ねていくのに20代の自分に戻ろうとしてしまってはベクトルがそれぞれ逆向きでしんどくなります。
それならば、歳を重ねるごとに増す深さこそ「キレイ」ととらえて前向きに日々を重ねた方がずっと自然で素敵です。
目指すべきキレイは過去になく、未来にあり。です。
(三村愛/ライター)
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