2001年 杏林大学医学部卒業
2001年 杏林大学医学部附属病院 第二内科 勤務
2002年 品川美容外科 入職
2010年 品川スキンクリニック 新宿院 院長
2011年 品川美容外科 新宿院 副院長
2012年 品川スキンクリニック 立川院 院長
2016年 品川美容外科 渋谷院 院長
石川県山城温泉をご存じでしょうか。私は、そこの温泉旅館の息子として育ちました。
接客業として一生懸命にお客様をおもてなしする親の姿を見て育ち、人のために役立つ仕事というものを無意識に目指すようになったのかもしれません。ただ、当時は子どもらしく、プラモデルやラジコンなどに夢中になり、中学校ではテニスに没頭しました。
高校に入ると、周囲の友人が医師を目指しているという話をよく聞くようになり、自然とそこに共感するようになったのです。ただ、学力的に厳しいかなと自分にブレーキをかけていたところもありました。
家族や親戚でも医者になった人がいない環境で「医学部を目指している」といっても説得力がありませんでしたから、やれるだけやって、ダメだったら考えようと思っていました。
とはいえ高校の後半あたりからやっと集中して勉強したので、結局浪人しましたが無事医学部に入ることができました。
運動好きなので、テニスやバドミントンなどサークル活動に熱中しました。やっと受験勉強から解放されたという気持ちと、あとはやはりスポーツが好きなんですよね。
また、今振り返ると部活で得たものは実に大きかったと思います。一つは、医者は体力勝負の世界でもあるので、体力づくりになったということ。
また、医師のネットワークを構築するのに最適だったということです。医大なので、当然先輩も後輩も医師や医療関係。大学の部活でのつながりは一生ものですので、いつ何時でもそのネットワークを生かして医療ができます。
さらに、部活に取り組む中で、どうやったら体力を向上できるのか、栄養とは何か、健康になるために大切なことは何かという点に非常に興味を持ち、図書館にこもって何時間も書籍を読みあさったことを覚えています。運動をする人はどんな種類の栄養をどれだけ摂取すればいいのか、病気の人ではどうなのか…。
試験のためにではなく、自分の興味のため、そしていつか自分が関わる患者様のために学ぶという部分が大きかったです。
大学5年生ですべての診療科を回って研修を行っていた際、久保田 潤一郎先生という皮膚レーザー療法を確立され、様々なレーザー学会でトップを務める形成外科の先生に出会いました。
当時、美容外科というのは黎明期でしたが、高齢者が増えることは目に見えていましたから、「健康を得たら次は外見的なお悩みを解消したいと思う方が増える。かつ自由診療の分野は伸びる」というお話を久保田先生から聞き、共感して師事したのが最初のきっかけでした。
品川美容外科は当時から最大手として名が知られておりました。大学時代の先輩もいましたし、綿引一理事長を敬服して入社しました。
日々、何十名という患者様に向き合う中で、お肌のお悩みを抱えている方が多いと実感していました。シミを取りたい、にきびを直したいというちょっとした悩みに対して、エステでは物足りない、美容外科は敷居が高い気がする。そんな方が気軽に扉を叩ける、エステと美容外科の中間的な存在。それこそ美容皮膚科だと思ったのです。
思いついたらその瞬間から動き始め、各種レーザー機器を導入しました。各メーカーにデモ機を入れてもらい、「どの治療が一番効果があるのか」と、実際に自分で試してベストなものを取り入れるなどしながら、先生方の教育にも当たりました。
共感してくれる先生方のおかげで軌道に乗り、患者様に喜んでいただけていることが何よりもうれしいです。
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