美容整形・治療法説明ニキビとは

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ニキビについて

ニキビとは皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、そこにアクネ桿菌(かんきん)が増殖し炎症を起こした状態のことです。「肌が脂っぽいからニキビができる」などと思われていますが、皮脂が多い方でも、皮脂が毛穴に溜まらなければニキビはできません。

また、乾燥肌の方でも、皮脂が毛穴からきちんと排出されない場合は、ニキビができやすいとされています。ニキビは年齢やできる箇所によっても原因が異なります。

できる箇所によっての対処法やクリニックでの治療法などを理解し、ニキビの悩みをなくしてみませんか?

思春期ニキビについて

ニキビが思春期にできやすくなるのは、第二次性徴期に男性ホルモンが急激に増え、一時的に女性ホルモンより男性ホルモンの比率が高まり、その影響で皮脂分泌が活発になることが原因とされています。 過剰な皮脂分泌により毛穴が詰まり、汚れたりすることで、アクネ桿菌が繁殖してニキビができます。20歳前後でホルモンバランスが安定すると、皮脂分泌も落ち着くとされています。

思春期ニキビの特徴として、皮脂増加を原因とするものが多くみられ、Tゾーンや胸など皮脂の多い箇所にできやすい、夏場にできやすい、ニキビ跡が残りにくいなどが挙げられます。

大人ニキビについて

成人になってからできる「大人ニキビ」はストレスやホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、乾燥、黄体ホルモン、食生活、便秘、間違ったスキンケア、紫外線など、さまざまな因果関係があると考えられています。

特に、肌の新陳代謝のサイクルである「ターンオーバー」の乱れが密接に関わっているとされています。 ターンオーバーのリズムが崩れることにより、古くなった角質が溜まって角質層全体が厚くなり、毛穴が狭く詰まりやすくなります。

「大人ニキビ」の特徴として、Uゾーンや首など皮脂が少ない箇所にできやすい、冬場にできやすい、ニキビ跡が残りやすい、同じ箇所などに再発しやすいことなどが挙げられます。

ニキビの原因について

皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、炎症を起こしたもの。顔を中心に、胸や背中などの上半身に発生します。 思春期にニキビができやすいのは、ホルモンの作用により皮質の分泌が盛んになるため。 成長過程において一時的に女性ホルモンより男性ホルモンの比率が高まり、その影響で皮脂腺の働きが活発化。 過剰な皮脂の分泌で毛穴が詰まったり汚れたりすることで、アクネ桿菌が繁殖してニキビになります。

一方、成人になってからできる「大人ニキビ」は原因が複雑。 ストレスやホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、便秘、スキンケアの間違いなど、様々な因果関係があると考えられています。 特に、肌の新陳代謝のサイクルである「ターンオーバー」の乱れが密接に関わっているとされ、このターンオーバーのリズムが崩れることで、古くなった角質が溜まり角質層全体が厚くなって、毛穴が狭く詰まりやすくなってしまいます。

ニキビの種類について

皮脂や汚れが毛穴に詰まってふくらんだものを白ニキビ、細菌が繁殖し毛穴やその周囲に炎症が起きたものを赤ニキビなど、ニキビには種類があります。

代表的なニキビの種類は7つに分けられます。

白ニキビ・・・初期段階のニキビであり、毛穴にコメド(角栓)や皮脂や汚れが詰まり、溜まった状態となります。白っぽい色をしていることから白ニキビといわれています。

黒ニキビ・・・初期段階のニキビであり、古い角質が酸化して黒く変色したものになります。黒ずんでいることから黒ニキビといわれています。

赤ニキビ・・・白ニキビや黒ニキビが炎症起こしてしまった状態になります。赤く腫れていることから赤ニキビ、炎症性ニキビといわれています。

黄ニキビ・・・赤ニキビがさらに悪化・化膿し、先端から黄色い膿が見える状態になります。化膿し黄色く見えることから黄ニキビ、膿疱性ニキビといわれております。

紫ニキビ・・・炎症が極限まで悪化した状態になります。毛穴内部だけでなく、その周辺まで炎症が拡大していることが特徴です。赤紫色に見えることから、紫ニキビや結節性ニキビなどといわれています。

ニキビ跡(ニキビ痕)の赤み・・・炎症が落ち着いた後も赤みが残っている状態になります。毛細血管の拡張や増生や血液流出からの色素沈着などが原因といわれています。

ニキビ跡の凸凹 (クレーター)・・・炎症を起こしたニキビにより組織が傷つき陥没してしまう状態になります。陥没しているさまからクレーターなどといわれています。

ニキビ跡の色素沈着・・・ヘモグロビンという色素たんぱく質が沈着してシミになる場合と、メラニンの過剰生成によりシミができる場合があります。

ニキビの予防について

日常生活の中で心がけたいニキビの予防の方法があります。

食生活、睡眠、スキンケア、排泄、ストレスの5つに分けられます。

食生活・・・ニキビのできやすい人に悪影響を与えるとされるのが、チョコレートやクリームなど糖分を多く含んだ食品。ストレスにならない程度に控え、牛肉や魚肉、野菜などを中心に食べるようにしましょう。

睡眠・・・疲れた皮膚は抵抗力が衰え、バリア機能を低下させます。なるべく毎日決まった時間に7~8時間の睡眠をとるようにしましょう。

スキンケア・・・皮膚を清潔に保つことが大切。汚れが毛穴に詰まるとニキビに発展してしまいます。メイクを落とさずに寝てしまったり、ファンデーションのパフを長期間洗わないまま使い続けたり、洗顔後何もつけずにいることはやめましょう。

排泄・・・便秘が続くと、糞便の中の有害物が吸収されて血管を通じて体内に循環します。ニキビができる毛包のまわりには血管が多いため、有害物が毛包周囲に到達し、ニキビを発生、悪化させると言われています。規則正しい生活と運動を心がけて便秘解消に努めましょう。

ストレス・・・人はストレスを感じると極度の緊張状態に陥ります。結果、皮脂分泌を活発にする男性ホルモンが分泌され、ニキビにつながってしまいます。スポーツや趣味など、自分に合ったストレス解消法を見つけてストレスを溜めこまないように心がけましょう。

部位別ニキビについて

大人ニキビの主な発生箇所は、頭、顔、首、胸、腕、背中、おしり、に大きく分けられます。 箇所によって原因が異なるので、ニキビができてしまい、どうにかしたいと悩んでいる方は、まずは原因を探ってみてはいかがでしょうか。 気になる箇所をクリックしてみてください。

頭周辺のニキビについて

よくできる箇所として、頭皮や髪の毛の生え際などの頭周辺が挙げられます。頭皮のニキビは、髪の毛で隠れるため、他人に気づかれにくいとされていますが、意外にも多くの方にできるといわれています。

主な原因は、過剰な皮脂によるものとされています。ホルモンバランスの乱れから過剰に分泌されてしまった皮脂が詰まり、汗や汚れと相まって、細菌が繁殖しやすくなることも。 もともと頭皮は皮脂分泌が多い箇所であり、汗をかきやすい、通気性が悪いなど、アクネ菌が繁殖しやすい環境といわれています。

頭皮ニキビ・生え際ニキビとは

頭皮ニキビ・生え際ニキビとは、頭皮および生え際にできるニキビのことになります。主な原因として、シャンプー・トリートメントの成分、髪の洗い方、紫外線、帽子などが挙げられます。

シャンプー・トリートメントの成分が原因?

市販のシャンプー・トリートメントの成分には、石油系の合成界面活性剤を使用しているものが多いとされており、洗浄力が強すぎるため、頭皮に負担がかかってしまい炎症を引き起こしてしまうことも。 必要な皮脂まで洗い流してしまうと頭皮の乾燥につながります。 肌が乾燥してしまうと、角質層が厚くなる角化現象(過角化)が起こってしまい、古い角質が肌からはがれ落ちにくくなり、古い角質が溜まりやすくなります。 また、肌が乾燥することにより肌のバリア機能が低下し、それを補うために皮脂が過剰分泌されてしまうことで、毛穴を詰まらせる原因となることも。

髪の洗い方が原因?

髪を洗うときに、洗い残し(流し残し)があると、残ってしまったシャンプー・トリートメントの成分が毛穴に詰まり、アクネ菌を繁殖させる原因へとつながります。 また、シャンプー・トリートメントの他に、ワックスなどの整髪剤やヘアカラーの際の薬剤の落とし残しも要注意といわれています。 さらに洗髪後、過剰なブラッシングで皮膚を傷つけてしまったり、ドライヤーを長時間あてることによる頭皮の乾燥・傷みにも気をつけましょう。

紫外線が原因?

紫外線は肌にとって有害とよくいわれていますが、ニキビにとっても有害とされています。 肌は紫外線を浴びると、肌は自らを守ろうとして角質層を厚くする角質肥厚(かくしつひこう)をしますが、角質肥厚した肌はターンオーバーの周期が乱れやすい傾向にあります。 本来であれば、はがれ落ちるはずの古い角質がうまくはがれず、毛穴を塞いでしまうことにより、毛穴が詰まりやすい状態になります。これによりアクネ菌が繁殖しやすくなるといわれています。

帽子や寝具が原因?

頭皮は髪の毛があるのであまり通気性がよくない箇所ですが、帽子をかぶることによりさらに通気性が悪くなり、帽子内が蒸れ、アクネ菌が繁殖しやすくなるとされています。 また、人は睡眠時に500mlのペットボトル約1本分の汗をかくとされているため、寝汗がついた枕カバーを洗濯せずに長く使っている場合も同様に、アクネ菌が繁殖しやすい環境といえるでしょう。

頭皮ニキビ・生え際ニキビの対処法とは?

まずは、シャンプー・トリートメントを変えてみる方法があります。 刺激の強い合成界面活性剤が使用されているものではなく、アミノ酸系のものを使用することで頭皮の負担を和らげ、皮脂の量を調節するようにしましょう。また、整髪料やシャンプー・トリートメントの洗い残し(流し残し)をしないよう、しっかりと流すことも大切です。

軟らかいブラシを使ったり、ブラッシングしすぎないように気をつけ、ドライヤーの時間を短縮することをお勧めします。

もしニキビができてしまった場合は、頭皮へのダメージが大きいパーマやカラーリングなどは控えるほうがよいでしょう。普段使用しているシャンプーやトリートメントを使用せず、ぬるま湯で洗い流すだけの湯シャンをし、頭皮に負担をかけない方法などを試すのもよいかもしれません。

おでこニキビについて

おでこは、毛穴が小さく、皮膚が薄いという特徴があります。

Tゾーンとよばれ、乾燥を防ぐために皮脂分泌量が多い箇所ですので、ニキビができやすいといわれています。また、目立つことが気になり、髪の毛や帽子などで隠したり、手で触りやすい箇所でもあります。

おでこニキビとは

おでこニキビは、おでこに皮脂が多いことから、ホルモンバランスが安定しない思春期にできやすいニキビとされています。しかし、大人ニキビができやすい箇所でもあります。 おでこニキビの特徴として、炎症しやすく赤く腫れやすい、ニキビ跡が残りやすいことなどが挙げられ、原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

おでこニキビの内的要因とは?

内的要因としてストレスやホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが優勢となり皮脂分泌が過剰になってしまうことが挙げられます。また、暴飲暴食や不規則な生活によって胃腸が弱ってしまうなど、胃腸の不調も影響するとされています。

おでこニキビの外的要因とは?

目立つ部分でもあるので、気にして触ってしまう、髪の毛で隠そうとして髪が触れてしまう、かぶっている帽子によって直接ニキビを刺激してしまうことなどが挙げられます。 また、汗の拭き忘れやシャンプー・トリートメント、整髪料の洗い残し(流し残し)で、毛穴が詰まることも原因とされています。

おでこニキビの対処法とは?

おでこニキビの内的要因に対しては、食事リズムを一定にして暴飲暴食を防ぎ、肉ではなく野菜中心の食事にすることや、ストレスを溜め込まないことが大切とされています。

おでこニキビの外的要因に対しては、手で触れない、帽子などでニキビを刺激しない、紫外線対策を行なう、整髪料・シャンプー・トリートメントの洗い残し(流し残し)をなくすようしっかり流すなどを行なうとよいでしょう。 また、髪が触れないよう前髪を上げるのもお勧めです。そのうえで、乾燥しないよう保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。

眉間・まゆ毛・こめかみ周辺のニキビについて

眉間や眉毛、こめかみは何かと目立ちやすい箇所なので気にしてしまう方が多いようです。

気にしてしまうために思わず触ってしまったり、潰してしまうこともあります。 各部位ごとにニキビができる原因が異なりますので、対処法もそれぞれ違います。

眉間・まゆ毛・こめかみ周辺のニキビとは

炎症が悪化して赤くなるニキビや、白ニキビができるケースが多くみられるといわれています。 眉間・まゆ毛・こめかみ周辺にできる原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

眉間ニキビの原因とは?

眉間は顔の左右中央にあるので、眉間ニキビができるととても目立ちます。できると気になってしまうので、予防することが大切です。 眉間ニキビができる箇所はTゾーンとよばれ、もともと皮脂分泌が多い箇所ではありますが、内的要因として、ストレスによるホルモンバランスの乱れや肝臓・腎臓の不調が挙げられます。

肝臓・腎臓の不調とは、飲酒する方、喫煙する方、脂っこい食べ物や加工食品など肝臓に負担がかかるものを多く食べる方、肝臓疾患や乳糖過敏などの食べ物に対して過敏症やアレルギーを持っている方に多いとされています。

外的要因としては、洗い残し(流し残し)や手や髪による刺激が多いようです。

まゆ毛ニキビ(まゆ毛の上ニキビ)の原因とは?

まゆ毛ニキビは眉間ニキビと同様に内的要因もありますが、外的要因がほとんどで、その中でも特に多いのが、メイクの落とし残しだといわれています。 髪の毛の生え際と同じく、まゆげの生え際はメイクや化粧品が残りやすく、毛穴が詰まりやすいとされています。

こめかみニキビの原因とは?

こめかみニキビも内的要因は眉間ニキビと同じといわれていますが、まゆ毛ニキビと同じく外的要因が強いとされています。 特にこめかみは髪の毛が触れやすい箇所なので、髪の毛についている整髪料やホコリなどが触れることでニキビができてしまったり、炎症が悪化しやすくなってしまうといわれています。

眉間・まゆ毛・こめかみ周辺のニキビの対処法とは?

内的要因に対しては、ストレスを溜め込まないこと、規則正しい生活をすること、お酒やたばこ、脂っこいものなど肝臓や腎臓に負担がかかるものを控えることが大事といわれています。

外的要因に対しては、肌を清潔に保つようにし、顔の洗い残し(流し残し)やメイクの落とし残し、髪の洗い残し(流し残し)を防ぎ、刺激を与えないよう手で触らないようにしたり、髪が触れないよう気をつけることが大切です。 そのうえで、乾燥しないよう保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。

鼻のニキビについて

鼻は顔の中心に位置するため、ニキビができると目立ちやすく気になってしまう方が多いようです。 また、鼻の頭がブツブツと黒ずんだりボコボコになってしまう「イチゴ鼻」などとよばれる状態になり、メイクがうまくいかず気分も落ち込んでしまうことも。

鼻は顔の中で最も皮脂量が多い箇所なので、毛穴にアクネ菌が溜まり、炎症を起こしやすいとされています。

鼻ニキビとは

鼻ニキビは炎症を起こし赤く腫れる可能性が高く、初期段階の白ニキビや黒ニキビがなかなか治らず慢性化するケースが多いとされています。 白ニキビや黒ニキビ、炎症してしまったニキビをなくそうと洗顔を繰り返したり、無理やり角栓を押し出すことで肌が荒れ、鼻周辺がボコボコになってしまうことも。 鼻ニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

鼻ニキビと面疔(めんちょう)の違いと予防策とは?

面疔(めんちょう)とは、鼻頭や小鼻付近にでき、触ると痛さを伴う赤い腫れもののことで、「めんちょ」や「おめんちょ」ともよばれています。赤く腫れるので、内ニキビ(原因となる角栓が皮膚の奥深くに埋まってしまっているもの)と見分けがつきにくいようです。 鼻ニキビと面疔は原因がまったく異なります。ニキビは皮脂詰まりとアクネ菌が原因ですが、面疔は黄色ブドウ球菌が毛穴の奥に入り込んで炎症・化膿するものなので、ニキビケア用の商品を使用しても治りにくいといわれています。

鼻ニキビと面疔の見分け方は、「触ったときの痛みの強さ」で判別します。 大小にかかわらず、触れただけで痛いのは面疔である可能性が高くなりますが、わかりにくい場合は少し様子を見て皮膚科へ行くことが望ましいでしょう。ただ、どちらも触ったり潰したりせず、患部を清潔にすることが予防策といえます。

鼻ニキビの内的要因とは?

鼻ニキビの内的要因として、ストレスや生理不順、不規則な生活などのホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。 具体的には、男性ホルモンが優勢となり皮脂分泌が過剰になる、ターンオーバーがうまくいかなくなる、肺などの呼吸器系や大腸系の不調などが挙げられます。

鼻ニキビの外的要因とは?

鼻ニキビの外的要因として、過剰な洗顔や無理な角栓出し、メイクスポンジの汚れやメイク詰まり、手や髪の毛での刺激などが挙げられます。

鼻ニキビの対処法とは?

鼻ニキビの内的要因に対しては、ストレスを溜め込まないこと、規則正しい生活をすること、たばこを吸わないことなどが大切です。 治りにくく炎症を起こしていない白ニキビや黒ニキビに対しては、低刺激のピーリングやターンオーバーを促す成分の入った毛穴パックもお勧めです。

鼻ニキビの外的要因に対しては、汚れを毛穴に詰まらせないことがポイントなので、優しくしっかりと洗顔するとよいでしょう。また、洗顔フォームをしっかり泡立てて、泡パックを行うこともお勧めです。 泡で小鼻を包み込み、1~3分ほど放置し、優しく洗い流しましょう。泡の力で毛穴の奥から汚れを出すことができます。 それでも気になる方は、クレイパックなどの刺激が強くないパックを週に1度程度行ない、毛穴をスッキリさせるとよいでしょう。 そのうえで、乾燥しないよう保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。

口周辺のニキビについて

口周辺にできるニキビは、炎症を起こしやすいといわれています。

特に鼻と口の間(人中)はヒゲが生える箇所なので、男性ホルモンが優位であり、皮脂腺が多いことから、ひとたびニキビができると炎症しやすく悪化もしやすいのが特徴です。また、体調の影響を最も受けやすいデリケートな箇所であり、大人ニキビができやすいとされています。

口ニキビとは

口周辺のニキビは、白ニキビができる軽い症状から、赤く炎症を起こして化膿し、その後しこりができて触ると痛みをともなう症状までさまざまです。悪化したまま放置すると、赤黒く膨らみニキビ跡ができてしまうこともあります。 普段ニキビができないような方でも、体調次第でできることがあるとされています。

また、男性に多いのが、ヒゲ剃り時に肌に負担をかけてしまうケースです。男女ともに多いのが、鼻の下など口周辺をつい触り、刺激を与えてしまうことです。 口ニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

口ニキビの内的要因とは?

口ニキビは、特にストレスによるホルモンバランスの乱れや体調不良時にできやすく、主に胃や小腸の不調が原因とされています。 腸内環境が乱れていると、老廃物が溜まって毒素が発生し、それが血液に入り込んで全身へと回ります。その結果、頭痛や体のだるさなど、さまざまな症状を引き起こします。

ニキビもそのひとつであり、特に口周辺にできるといわれています。 もともと口周辺は皮脂腺が多く、女性の場合、生理不順や重い生理痛など婦人系の病気を抱えているとホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの過剰分泌によってニキビができやすい箇所でもあります。特に女性に多い下半身の冷え性は、子宮や卵巣の冷えにも繋がり、ホルモンバランスが乱れやすくなってしまいます。冷えによって血流の滞りがちな方も、口周辺にニキビができやすいといわれています。

また、抗生物質や頭痛薬などを長期に渡り服用していることにより、胃腸の働きが低下し、免疫力や抵抗力が低下してできてしまうこともあるようです。

口ニキビの外的要因とは?

男性の場合はヒゲ剃りによる肌荒れが多く、肌を傷つける、雑菌だらけのカミソリやシェーバーを使う、シェービングジェルを使わない、などが原因として挙げられます。 女性の場合は、メイクの落とし残しが大きな原因とされています。

口ニキビの対処法とは?

口ニキビの内的要因の対処法として、暴飲暴食しない、胃腸に違和感を覚えたら休ませる、生活習慣の見直す、などがあります。 冷えを防ぐために、暖かい飲み物や食べ物を摂ることも大切ですが、コーヒーや紅茶など体を冷やす飲み物や、香辛料の強い食べ物は避けた方がよいでしょう。

飲み物であれば白湯や味噌汁など、食べ物であれば、刺激の少ない料理や生姜を使った料理などを摂るようにし、徐々に体質改善を図ることをお勧めします。

口ニキビの外的要因の対処法として、男性であればヒゲ剃り時にシェーバーを使用すること、シェーバーを清潔に保つこと、シェービングジェルを使用すること

などが挙げられます。 女性であれば、しっかりとメイクを落とすことが大切です。そのうえで、乾燥しないよう保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。

あごのニキビについて

同じ場所に再発しやすいあごのニキビは、赤く腫れて痛みをともなったり、治りにくいことが特徴です。

他の箇所と違い原因が複雑で、外的要因よりも内的要因が大きいとされており、適切に対処しにくいため、まずは原因をしっかりと見極めることが大切です。

あごニキビとは

あごニキビは、性別によってできやすい時期が異なる傾向にあり、男性の場合は特に思春期ニキビ、女性の場合は大人ニキビとされています。 炎症を起こし赤く腫れやすいニキビが多く、再発もしやすいとされています。 あごニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

あごニキビの内的要因とは?

あごニキビの原因で最も多いのは、ストレスや不規則な生活習慣から起こるホルモンバランスの乱れといわれています。 男性はホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンがより多く分泌されてしまうようです。

女性の場合、普段から少量の男性ホルモンが分泌されていますが、女性ホルモンの割合が多いためバランスが取れている状態になっています。 しかし、そのバランスが崩れて皮脂分泌を促進させる男性ホルモンが増えると、あごニキビへとつながってしまいます。

また女性の場合は、生理周期によりホルモンバランスが変化するときにできやすいといわれています。

男性特有のあごニキビの外的要因とは?

男性の場合はヒゲ剃りによる肌荒れが多く、肌を傷つける、雑菌だらけのカミソリやシェーバーを使う、シェービングジェルを使わない、などが原因として挙げられます。

あごニキビの対処法とは?

対処法は、ストレスを溜めすぎないことです。ストレス緩和のために適度にビタミンCを摂取することをお勧めします。 また、ターンオーバーのための睡眠時間を確保し、自分にあった睡眠リズムを整えることが大切です。脂っこい食事や甘いものなどをなるべく避け、無理なダイエットなどもやめましょう。

食事量を極端に減らすダイエットや偏食ダイエットなど、無理なダイエットをすると、食物繊維やビタミンが不足します。 そのため、便秘や冷え性になって体内に老廃物が溜まり、肌に行きわたる栄養が少なくなりって、体内環境が崩れるといわれています。その結果、あごニキビができ、治りにくくなってしまうことも。 1日3食、バランスの良い食事を摂ることが理想ですが、難しい方は、外食は和食にする、サラダを追加する、サプリメントで補う、など工夫していきましょう。

あごニキビのスキンケアとして、洗いすぎることも問題とされています。 もともとあごは皮脂が少ないので、洗いすぎてしまうと乾燥を防ぐために必要な皮脂まで落とすことになり、より乾燥しやすい肌になってしまうので、洗いすぎには注意しましょう。 洗いすぎの方は、化粧水をひたしたコットンで拭く「拭き取り洗顔」を行なうなど、乾燥させずに清潔を保てるようにしましょう。この方法は、蒸しタオルなどで毛穴を開かせてから行なうと、より良いとされています。

頬のニキビについて

顔の大部分を占める頬にニキビができると目立つため、頬のニキビを気にする方は多いとされています。

頬にできるニキビは他の箇所よりも炎症を起こしやすく、赤く腫れたニキビができやすいとされています。 放置していると、赤黒くなったり、黄色ニキビになったり、ニキビ跡になるなど、厄介なニキビになりやすいとされています。

頬ニキビとは

大人ニキビのなかでもできやすいのが、頬ニキビです。 頬は男性ホルモンの影響を受けやすいとされ、他の箇所に比べ汗をかきにくく、乾燥しやすいので、外気から肌を守るため余分に皮脂を分泌します。 そのため、頬のニキビは一度できると再発や化膿、ニキビ跡ができやすいとされています。 頬ニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

頬ニキビの内的要因とは?

内的要因として、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足や便秘、ストレス、脂肪分の多い食事や肉中心の食事など、生活習慣や食生活の乱れが挙げられます。 頬と胃腸は密接に関係しているとされており、胃腸に不調があるときのサインとして、頬ニキビができることもあるようです。

頬ニキビの外的要因とは?

外的要因には、寝具の汚れが挙げられます。簡単な見分け方として、左頬か右頬のどちらか一方だけにニキビができる場合は、寝具の汚れを疑うとよいでしょう。 寝具は意外と衛生状態が悪いとされています。両頬にニキビができている場合は、寝具の汚れの可能性もありますが、内的要因の可能性が高いと考えられます。

紫外線も原因とされ、ニキビができやすくなったり、できているニキビが悪化してしまうこともあります。 また、多くの雑菌がついている髪や手で触れてしまうことにより、発生や炎症を引き起こすこともあります。 頬ニキビを潰してしまう、ゴシゴシ洗ってしまう、などの間違ったスキンケアも原因の一つと考えられています。

頬ニキビの対処法とは?

内的要因の対処法として、胃腸の不調を治すために食事に気をつけ、規則正しい生活を送ることが大切とされています。

外的要因の対処法として、寝具をキレイにすること、敏感肌用など肌への負担が少ない日焼け止めを使っての紫外線対策、手や髪が触れないようにすること、などが挙げられています。

それでも頬ニキビができてしまった場合、白ニキビや、黒ニキビなどの初期状態であれば、正しい洗顔と保湿のケアを行なうようにしましょう。 炎症を起こしてしまった赤ニキビや膿んでしまった黄色ニキビの場合は、触ったり、潰したりなどの刺激を与えず、刺激の少ない洗顔フォームで優しく洗い、ぬるま湯で洗い流すのがよいとされています。その後、ニキビ用の薬用ローションと塗布薬でケアするとよいでしょう。

メイクは、ニキビの腫れがひどい場合はなるべく避けることが望ましいですが、やむを得ずメイクするときは、毛穴を抑え込むようなオイルタイプのものを控えることをお勧めします。 また、赤ニキビは紫外線に当たると悪化してしまうおそれがあるので、紫外線対策としてパウダーファンデーションを使用することがよいでしょう。 そのうえで、乾燥しないよう保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。

耳周辺のニキビについて

耳周辺には、白ニキビや黒ニキビといった初期段階のものより、炎症を起こし赤く腫れ、触ると痛みを感じる赤ニキビができやすく、治りにくいとされています。

ニキビができる箇所によってはピアスやイヤリングがつけられなかったりと、気持ちの面でがあがらなくなってしまうことも。

耳ニキビとは

耳の中、耳たぶ、耳の裏にできるニキビを耳ニキビといい、他の箇所よりも痛みを伴いやすいのが特徴です。

耳はもともと皮脂分泌が盛んな箇所であり、ニキビができやすいので、皮脂代謝が活発になる夏などは、さらにニキビができやすくなります。 耳周辺のニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

耳ニキビの内的要因とは?

主にホルモンバランスの乱れや内臓機能の不調が原因で、顕著に表れるといわれているので、体調が優れないときのサインのひとつと覚えておきましょう。

耳ニキビの外的要因とは?

外的要因として、イヤホン、寝具、ピアス、携帯電話の汚れなどが挙げられます。 普段何気なく使用しているイヤホンには、皮脂や耳垢、埃などが溜まり、寝具にも汗や汚れなどが溜まります。 つまりどちらも細菌の温床となり、細菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。

ピアスについては、ピアスをしたまま運動する方や入浴する方などにニキビができやすいとされており、これはピアス周辺から汗や汚れや雑菌が入ってしまうことが原因です。 また、金属アレルギーの方の場合、周辺の皮膚がアレルギー反応を起こして雑菌が入ってしまうことも。

携帯電話は、指紋やファンデーションが付着しやすく、そのまま耳にあててしまうと雑菌や汚れが直接耳に触れてしまい、耳ニキビができる原因となります。 耳かきも原因として挙げられます。耳垢は自然に排出されるといわれているので、耳かきは、耳の入り口付近を月に1回程度行なえば問題はないのですが、かき過ぎにより傷をつけてしまい、そこから雑菌が入って耳ニキビができることもあります。

シャンプー・トリートメントなどの洗い残し(流し残し)でも耳ニキビができるとされていることから、主に不衛生さを原因とするものが多いようです。

耳ニキビの対処法とは?

ホルモンバランスを元に戻すには、規則正しい生活と適度なリフレッシュで心も体も休めましょう。 イヤホン、寝具、ピアス、携帯電話はこまめに除菌するなどして清潔な状態を保つことが大切とされています。また、耳かきをする際は綿棒を使い、かきすぎないよう注意しましょう。 もしニキビができてしまったら、絶対に潰さず、イヤホンの使用を控え、枕カバーを変えるなどして清潔な環境を保ちましょう。

Uラインのニキビについて

Uラインニキビ(Uゾーンンニキビ)とは頬からあごにかけてのフェイスライン(顔の輪郭)にできるニキビのことです。

おでこから鼻にかけてTゾーンというのに対し、Uライン(Uゾーン)とは、フェイスラインを結んだ形がアルファベットの「U」に似ていることからこうよばれています。

Uラインニキビとは

フェイスラインの皮膚は他の箇所に比べ薄いため、ニキビの跡が残りやすい箇所といわれています。 また、ターンオーバーが遅いため、炎症を起こした場合に悪化しやすく、赤く腫れたニキビや膿を持った黄色ニキビができやすいことから、治りにくい箇所でもあります。 Tゾーンにできやすい思春期ニキビに比べ、Uゾーンは大人ニキビができやすい傾向があり、大人ニキビの典型といわれています。 Uラインニキビの原因は複合的ですが、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

Uラインニキビの内的要因とは?

男性ホルモンが大きく影響しており、ストレスや睡眠不足からくるホルモンバランスの乱れや、食生活による腸内環境に左右されるようです。 便秘で排泄物が長く腸内に滞ると、腸内に大量の有害物質で構成されたガスが発生します。その有害物質が血液中に入り込んで顔まで巡り、毛穴を腫れさせてしまう一因となります。 また、女性特有の原因として、生理周期が関係しています。生理周期は卵胞ホルモンと黄体ホルモンが交互に作用することで成り立っていますが、この黄体ホルモンがニキビの原因となることがあります。黄体ホルモンは、皮脂分泌を増やしたり、肌の水分量を低下させるので、ターンオーバーが乱れてしまい、ニキビの発生・悪化につながります。黄体ホルモンの組成は男性ホルモンと似ているので、ニキビがUラインにできやすいといわれています。

Uラインニキビの外的要因とは?

Uラインニキビの外的要因として、髪の毛や頬杖、衣服による摩擦が挙げられます。 髪の毛にはホコリや整髪剤など、手には細菌などが付着しており、Uラインに接触することで不衛生な状態になってしまうのです。

特に男性の場合はヒゲ剃りによる肌荒れが多く、肌を傷つける、雑菌だらけのカミソリやシェーバーを使う、シェービングジェルを使わないことで起こる角化現象(過角化)、などが原因とされています。 また、女性の場合は、メイクの落とし残しが大きな原因とされています。

Uラインニキビの対処法とは?

Uラインニキビの内的要因の対処法として、副交感神経を高める生活をすべく生活習慣を見直す、きのこ類・イワシ・レバーなどビタミンB群を摂って皮脂分泌を抑えられる食事をする、大豆イソフラボン・ナッツ類などビタミンEを摂って女性ホルモンを整えられる食事をすることなどをお勧めします。 女性の場合は、生理中にいつも通りのケアを行なうのではなく、その時の肌の状態に合わせた適切なケアを行ないましょう。

Uラインニキビの外的要因の対処法として、髪がフェイスラインに触れないように髪を束ねるようにし、頬杖をつかないように気をつけましょう。 また、首回りにボリュームのある衣服を着ることも避けたほうががよいでしょう。

男性の場合は、蒸しタオルでヒゲを温めてからシェービングフォームを使って剃ったり、ローションを塗るなどしてアフターケアを行ないましょう。 スキンケアに関しては、乾燥や紫外線対策を行ない、清潔な状態を保ちましょう。

首・デコルテ周辺のニキビについて

皮脂分泌が盛んな部位でもある首から胸元、肩にかけてできるデコルテニキビは、局所的にできやすいとされています。

女性であれば特にニキビのせいでデコルテの開いたドレスが着られない、男女ともに水着姿になりたくない、スポーツ時にこすれて痛いなど、悩む方も多いようです。

首・デコルテ周辺のニキビとは

首は、治りが遅く白ニキビや黒ニキビよりも、赤ニキビや黄色ニキビなど炎症を起こし悪化するニキビができやすい箇所とされています。 デコルテニキビは、鎖骨や胸回り、肩にかけてできるニキビで、特に胸回りは色素沈着しやすい部分です。

初期段階では、ブツブツが目立つようになり、肌荒れやニキビを繰り返します。中期段階では常に赤ニキビがある状態になるので、消えることがないといわれています。後期段階では、1年以上ニキビが治らないことがあり、ニキビ跡や黒ずみができてしまうため、早めのケアが必要とされています。思春期でもできることはありますが、圧倒的に大人になってからできる割合が高いため、大人ニキビとして扱われることが多いようです。 首・デコルテ周辺のニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

首・デコルテ周辺のニキビの内的要因とは?

首ニキビは、下半身が冷えやすい方に多いといわれています。 特に足先が冷える方は、血流が滞ってしまっているため、血液が首まで上がる力が弱く、首の血流が悪いとされています。 そのため新陳代謝が悪くなり、ニキビができやすくなるうえ、治りにくいともいわれています。

肩ニキビは、血行の悪さが原因とされています。生活習慣が乱れている方、なおかつ肩こりの症状がある方はニキビできやすいといわれています。 それは、血流が滞っている箇所には老廃物が溜まりやすく、老廃物が大好物なアクネ菌が繁殖しやすい環境になるからです。

首・デコルテ周辺のニキビの外的要因とは?

首ニキビの原因には、汗による皮脂詰まり、石鹸のカスなどの洗い残し(流し残し)、衣服の摩擦などが挙げられます。 汗をかいたときに、顔はもちろん首周辺も拭くとは思いますが、拭き残し(拭き忘れ)が多いので、皮脂詰まりを起こしやすくなってしまうようです。 体を洗うときにも、洗い残し(流し残し)や石鹸カスの流し忘れが多くなって皮脂詰まりを起こし、ニキビができやすい環境になりやすいとされています。

また、マフラーやストール、襟つきのシャツなどによる刺激も原因のひとつです。

鎖骨や胸のデコルテニキビの原因には、下着や衣服による蒸れが挙げられます。 女性の場合、胸を大きく見せようとしたり、形をキレイに見せようとして、ブラジャーで調整したり、補正下着などをつけることにより、通気性が悪くなり、蒸れてしまうことが多いようです。また、男女ともに通気性の悪い衣服を着て蒸れてしまい、衛生状態が悪化してアクネ菌の手助けをしてしまうこともあります。

蒸れとともに原因として挙げられるのが、乾燥です。 顔や手などはケアをしっかり行なっていても、胸周辺のケアまでは行き届かない方が多いのではないでしょうか。乾燥した胸周辺の肌はバリア機能が低下しているため、アクネ菌がバリアを破りやすくなります。 また、胸と胸の間は汗が溜まりやすく、皮脂詰まりを起こしやすい箇所といえます。

肩のニキビは、衣服などによる蒸れが原因とされ、それによりアクネ菌が繁殖しやすい環境を作り上げてしまいます。

首・デコルテ周辺のニキビの対処法とは?

首周辺のニキビの対処法は、汗の拭き残しや石鹸カスなどの洗い残し(流し残し)に気をつけ、清潔に保つことや、首回りに刺激を与えるような衣服をなるべく避けることが重要とされています。また内的要因を排除するため、なるべく体を冷やさず、温めるとよいでしょう。

胸元にできるニキビの対処法として、通気性のよい衣服を着て蒸れにくくし、化粧水で保湿ケアを行なうのがよいでしょう。

肩周辺のニキビの対処法は、通気性のよい衣服を着て蒸れにくくすることです。 デスクワークや肉体労働などで肩こりに悩まされている方は、合間にマッサージやストレッチを行ない、規則正しい生活を心がけましょう。

こちらも、体を冷やさないようにすることをお勧めします。

背中のニキビについて

「何か違和感がある」「擦れて痛い」と思ってみたら、そこで初めて背中にニキビができていることに気づくぐらい、自分でも発見が遅れてしまいがちな背中ニキビ。

顔のニキビのように自分で見えないだけに、人と温泉やプールに入る際に、特に気になるニキビです。

背中ニキビとは

皮脂の角質層が厚く、衣服で蒸れやすいためニキビができやすい環境となっており、化膿したニキビが次々とできてしまう「難治性のニキビ」で悩む方が多いとされています。 また、赤ニキビや黄色ニキビなど、ニキビの大きさやニキビのできる範囲など、症状は人によってさまざまです。 背中ニキビの原因は、大きく内的要因と外的要因に分けられます。

背中ニキビの内的要因とは?

背中ニキビの内的要因は、食生活の乱れによるビタミン不足、男性ホルモンの分泌を促進する過剰なストレス、ホルモンバランスの乱れといわれています。

背中ニキビの外的要因とは?

外的要因として、背中はもともと皮脂が多い箇所なので、皮脂が過剰に分泌されたり、市販のボディーソープには、洗浄力が強すぎる石油系の合成界面活性剤を使用しているものがあるため、必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥へとつながってしまうことが挙げられます。 ボディーソープ、シャンプーやトリートメントの洗い残し(流し残し)による角化現象(過角化)も原因とされています。シャンプーやトリートメントなどと同様に、洗濯洗剤や柔軟剤にも当てはまると考えてもよいでしょう。

また、特に薄着になる夏に起こりやすい紫外線による刺激や乾燥も挙げられます。 そのほか、寝汗も原因といわれています。人は寝ている間に500mlのペットボトル約1本分の汗をかくとされています。仰向けで寝ることが多い方は、寝汗によって肌が不衛生にならないようにし、皮脂詰まりに気をつけましょう。

背中ニキビの対処法とは?

対処法として、肌に負担の少ないボディーソープ、シャンプーやトリートメント、洗濯洗剤や柔軟剤を使用し、紫外線対策や、食事、生活習慣を見直すことをお勧めします。 また、乾燥を防ぐようスキンケアを行いましょう。

腕周辺のニキビについて

腕周辺にニキビがあると、ノースリーブを着たいのに着られない、水着を着るときに目立つからTシャツを着ないといけないなど、悩みが多いものです。

「腕周辺にニキビ?」と不思議に思う方も多いと思いますが、顔にはニキビがないのに腕だけにできることがあります。 衣服で隠すことができるので、周りの人には気づかれないことが多いですが、人知れず悩んでいる方が多いようです。

腕ニキビとは

主に前腕や二の腕周辺にでき、赤く目立つニキビがポツッとできる方もいれば、広範囲にできる方などさまざまです。 もともと皮脂が少ない箇所ではありますが、原因によっては多くできてしまうこともあり、炎症を起こして悪化し、色素沈着やニキビ跡が残りやすいとされています。

腕ニキビの原因とは?

ほかの箇所にできるニキビ同様、代謝機能やバリア機能低下、アクネ菌が繁殖しやすい状態になってしまう乾燥、夏の汗だけでなく冬の着込みすぎなどによる汗の蒸れなどが挙げられます。 紫外線も原因のひとつで、乾燥やバリア機能の低下を招いてニキビができやすい環境にしてしまいます。 腕ニキビは、ストレスによる免疫力低下でホルモンバランスが乱れた場合にできやすいとされています。

腕ニキビの対処法とは?

対処法として、まずは清潔に保つことが挙げられます。ゴシゴシと肌に負担をかけるような洗い方はせず優しく石鹸で洗い、洗い残し(流し残し)のないようしっかりと流しましょう。 入浴後は保湿も忘れずに行ないましょう。 また、蒸れを防ぐために通気性の良い衣服を選ぶようにし、紫外線が直接当たらないよう肌の露出を避け、日焼け止めをこまめに塗るよう心がけましょう。

おしり周辺のニキビについて

「おしりにニキビ?」と不思議に思う方も多いと思いますが、おしりニキビで悩んでいる方はたくさんいらっしゃるようです。

目立ちにくい部位ですが、おしりはニキビができやすい条件が揃ったよくできやすい箇所といわれています。座った際に痛みを感じるなど、発見するまでに時間がかかる人もいるようです。

おしりニキビとは?

おしりニキビの特徴には、赤いブツブツができる、赤ニキビや黄色ニキビができる、再発性が高く色素沈着しやすい、症状が進行すると座る度に痛みが伴う、などが挙げられます。

おしりニキビの原因とは?

第一に挙げられるのが、衛生状態です。 もともと汗や皮脂で汚れやすい箇所であり、さらに蒸れやすく、摩擦も多く、体重などの付加がかかります。 男性はもちろん、日常的にパンツスタイルの方、矯正下着を着用している女性などがおしりニキビになりやすいとされています。 特に1日中座りっぱなしのデスクワークをしている方は、おしりの血行が悪くなり、ニキビができやすくなります。

また、シャンプー・トリートメントやボディーソープなど洗い残し(流し残し)や洗いすぎも原因とされています。 女性であれば、生理中にナプキンを使うことで蒸れてしまうこともあります。 他のニキビ同様、乾燥や不規則な生活も原因として挙げられます。

おしりニキビの対処法とは?

対処法として、おしりを清潔に保つことが大切です。汗をかいた後などは、特に洗い残し(流し残し)をなくすようにしましょう。 また、洗浄力の強い石鹸などは必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥につながってしまったり、刺激を与えてしまいますので、なるべく肌に負担の少ない石鹸を選ぶようにしましょう。 お風呂ではシャワーだけもよいですが、血行を促進し老廃物を押し出すために、湯船につかることが望ましいです。

ボトムスや下着は、締め付け部分の大きいガードルや矯正下着、通気性の悪い素材のボトムスやスキニーパンツなどの密着性の高いものを長時間着用すると蒸れの原因になるので、なるべく避けた方がよいでしょう。 運動後や起床後に汗を多くかいたと感じた時は、シャワーを浴び、下着を変えるのもよいとされています。 デスクワークをしている方だけでなく、冷え性で血流が滞っている方などは、おしりがうっ血し、血の流れが悪くなるため、ニキビができやすく、また治りにくいとされているので、血行促進のために適度な運動やマッサージを行なうことをお勧めします。 座っている時間が長くなると、おしりニキビが潰れてしまう危険性が高まります。血流が滞ることにより、肌の新陳代謝が悪くなるので、潰れてしまった場合にニキビ跡が残り、色素沈着を起こすこともあります。

ホルモン療法について

手術時間 ダウンタイム 費用目安
-分前後 なし日前後 3,000円~

ホルモン療法とは?

男性ホルモンや男性ホルモンの働きと類似したホルモンが優勢になると、過剰な皮脂分泌から皮脂詰まりなどを起こします。ホルモン治療は、このホルモンバランスの乱れを、薬剤により整える治療法です。

例えば、ストレスから体調不良が続きニキビができている方や、生理周期が安定しない方、生理周期に連動してニキビができる方などに効果があるとされています。

今できているニキビを治しながら、ホルモンバランスを整え、ニキビができにくい体質へ改善することが大きな目的とされています。

軽度のニキビの場合は、ピルを服用すると治りやすいとされていますが、重度のニキビにはあまり効果がないといわれています。

ホルモン治療の例として、ニキビの原因の1つである『アンドロゲン』というホルモンの生成を抑えるための薬剤を使うなどいろいろありますが、使用する薬剤によっては生理不順などの副作用が出ることもあるとされているため、ピルや外用薬の併用を勧めるクリニックもあるとのことです。

ホルモン治療は、多様なホルモン剤と、患者さま一人ひとりの症状や血中ホルモン値などを考慮して行なうため、ホルモン療法の経験をもった医師の指導のもとで行ない、気になることがあれば必ず医師の判断を仰ぐことが大切とされています。

ホルモン療法はこんな方におすすめ

  • 重症なニキビで悩んでいる方
  • 生理不順の方
  • レーザー治療などに抵抗のある方
  • 時間があまり取れない方
  • 自宅でも治療したい方

ホルモン療法のよくある質問

Q
効果が薄れる体質やホルモン治療を受けられない場合はありますか?
A

妊娠・授乳中の方や妊娠を希望している方、肝臓や腎臓が悪い方は避けた方がよいとされています。気になる方は担当医師にご確認ください。

Q
アレルギー反応はでますか?
A

アレルギー反応(赤い斑点など)が出ることがあるとされています。アレルギー反応が出た場合は、すぐに服用を中止し、医師に相談して判断を仰ぎましょう。

ケミカルピーリングについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
15分前後 12時間後(肌質による) 5千円~2万円

ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは、皮膚の表面に酸性の薬剤(主にグリコール酸)を塗布し、余分な角質や毛穴に詰まっている角栓の老廃物を取ることにより、肌を整える治療法です。

クリニックでは、グリコール酸、サリチル酸(マクロゴール基剤、エタノール基剤)、トリクロロ酢酸、乳酸などの薬剤を使用します。治療時の皮膚の状態により、薬剤の濃度の変更や、数種類の薬剤を組み合わせて使うことがあります。

物理的な刺激によって炎症を起こす(酸性の薬剤を塗布して肌表面を剥離させる)という肌の性質を用いた施術なので、皮膚への負担がかかるとされています。

施術は細やかな濃度・ph調整が出来る為、 敏感肌や炎症を起こしている方は、医師との相談のもと、ご自身の肌の状況に応じた治療を行うことが可能です。
余分な角質や毛穴の詰まりを取り、ターンオーバーを整えることができるのが特徴で、下記のような作用があるといわれています。

・過角化によって溜まった余分な角質を薄くし、毛穴詰まりを防ぐ
・白ニキビや黒ニキビの毛穴の詰まりを取りやすくし、炎症を起こした赤ニキビへの進行を防ぐ
・初期時点の『微細面皰(めんぽう)』 を取りやすくし、白ニキビや黒ニキビへの進行を防ぐ ・乱れてしまったターンオーバーを整え、過角化自体を防ぐ

1度の治療でも成果はあるとされていますが、約2週間に1度のペースで治療し、徐々に治療期間を延ばしていくと良いといわれています。
詳しい治療内容については、担当医師にご確認ください。

ケミカルピーリングはこんな方におすすめ

  • ニキビ・ニキビ跡が気になる方
  • 肌の凸凹が気になる方
  • 毛穴汚れを改善したい方

ケミカルピーリングのよくある質問

Q
ケミカルピーリングを受ける前の注意事項などありますか?
A

ケミカルピーリングを受ける前日の顔剃りやスクラブ洗顔など、角質が痛む行為は控えたほうがよいとされています。その他、詳しい注意事項などは担当医師にご確認ください。

Q
ケミカルピーリング後に気を付けることはありますか?
A

ケミカルピーリング後の肌は角質がなくなり、紫外線によるダメージを受けやすくなっているため、紫外線対策を行ないましょう。また、保湿力も低下するので、自分にあった保湿剤や乳液で十分なスキンケアを行なうとよいとされています。詳しくは担当医師にご確認ください。

Q
ケミカルピーリング後、すぐにメイクをしても大丈夫ですか?
A

ケミカルピーリング後、すぐにメイクをしても問題ないとされています。詳しい注意事項などは担当医師にご確認ください。

マクロゴールピーリングについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
10分前後 12時間後(肌質による) 10,000~20,000

マクロゴールピーリングとは?

マクロゴールピーリングは、サリチル酸マクロゴールピーリングともいわれ、以前から行なわれていたサリチル酸ピーリングを改良した施術です。 サリチル酸自体は角質を柔らかくし、溶かす作用をもっているので、ピーリング効果は高いのですが、皮膚への浸透性が強く血管にまで浸透することがあるため、血液中にピーリング剤が溶け出してしまうこともあるようです。

その結果、「気分が悪くなる」「赤みや痛みが出る」などの副作用が現れる可能性が高いとされていました。 この副作用を抑えるため、以前はエタノールに溶かしていたサリチル酸を、マクロゴールという基材に溶かすことにより、ピーリング効果はそのままに、皮膚深部へ浸透することを防ぎ、角質層のみに反応させることが可能になりました。

治療で使用されることの多いグリコール酸ピーリングとの違いには、簡便性が挙げられます。 グリコール酸ピーリングは2週間に1回のペースで治療を行なうようにいわれていますが、サリチル酸マクロゴールピーリングは1ヵ月に1回の治療でよいとされています。 また、グリコール酸ピーリング特有の治療後の不快感がなく、赤みが出る頻度も少ないと考えられています。

マクロゴールピーリングはこんな方におすすめ

  • ニキビを治したい方
  • 毛穴汚れを改善したい方
  • 肌の調子を整えたい方
  • 肌が弱い方
  • 時間があまり取れない方

マクロゴールピーリングのよくある質問

Q
治療後に気を付けることはありますか?
A

角質層を取るので、紫外線対策を行なうとよいでしょう。また、保湿力が低下するので、保湿剤や乳液で十分なスキンケアを行なうことをお勧めします。詳しくは担当医師にご確認ください。

フラクショナルレーザーについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
60分前後 1週間前後 30,000~50,000円※部位によって異なります

フラクショナルレーザーとは?

『フラクショナルレーザー』は、レーザーを照射して肌の表面に微細な穴を開け、肌の再生を促す治療です。照射箇所の周りの皮膚や周辺組織が傷つきにくいとされており、周辺組織の再生力を活かして肌の入れ替えと皮膚再生を促進するといわれています。 特にニキビ痕に効果があるとされています。

フラクショナルレーザーには、レーザーによる熱作用を利用して治療を行なう『ノンアブレイティブタイプ』と、皮膚の剥脱により治療を行なう『アブレイティブタイプ』があります。

また、フラクショナルレーザーにはさまざまな機種があり、それぞれ特徴やダウンタイムが異なるといわれているので、クリニック選びの際に1つの選択肢として考えるとよいでしょう。

フラクショナルレーザーはこんな方におすすめ

  • ニキビ痕を治したい方
  • 毛穴汚れを改善したい方
  • 肌の調子を整えたい方

フラクショナルレーザーのよくある質問

Q
入浴は当日からできますか?
A

シャワーや洗顔は当日から可能といわれていますが、詳しくは担当医師にご確認ください。

炭酸ガスレーザーについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
60分前後 1週間前後 30,000~50,000円※部位によって異なります

炭酸ガスレーザーとは?

炭酸ガスレーザーは、レーザーを照射して照射箇所に微細な穴を開けることで効果を得る治療です。 レーザー光が穴を通り抜けて皮膚内で拡散するため、毛穴に詰まった膿や余分な皮脂を溶かすと同時に、殺菌も行なえるといわれています。水分に吸収されやすい性質を持つため、施術中の出血を最小限に抑えることができるとされています。

また、ニキビの炎症期間を最小限にすることで、色素沈着が起こりにくくなるため、クレーターにもなりにくいとされています。

炭酸ガスレーザーはこんな方におすすめ

  • ニキビを治したい方
  • ニキビ痕を目立たせたくない方

炭酸ガスレーザーのよくある質問

Q
施術後に特別なケアは必要ですか?
A

基本的に普段通りの生活はできますが、紫外線対策を行ない、長時間強い日差しを浴びることは避けた方がよいとされています。施術後の注意点などは、担当医師にご確認ください。

ブリッジセラピーについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
60分前後 2週間前後 100,000~200,000円※部位によって異なります

ブリッジセラピーとは?

ブリッジセラピーとは、ルミナス社などのウルトラパルス炭酸ガスレーザー機器を用いた治療法です。

ウルトラパルスを皮膚に照射し、微細な穴を無数にまばらに開けることにより、この穴を修復しようとする創傷治癒機能が働き、新しい肌への生まれ変わりを促進します。

その際、穴を修復しようと穴の周りの皮膚同士が寄り合うので、皮膚が縮み、自然と肌が引き締まるとされています。 “まばら”に穴を開けることで、穴が開いた皮膚とダメージを受けていない皮膚ができ、健常な皮膚がネットを張っているような状態になります。 この状態が“橋を渡した”ように見えるので『ブリッジセラピー』とよばれています。

他のレーザー治療と比べ強力なので、より深部からの再生が促され、高い効果を期待できる反面、ダウンタイムが長いのが特徴とされています。

ブリッジセラピーはこんな方におすすめ

  • ニキビ痕を治したい方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方

ブリッジセラピーのよくある質問

Q
入浴はいつごろから可能ですか?
A

当日のみシャワー浴するのがよいといわれています。詳しくは担当医師にご確認ください。

Q
施術後、なにか気を付けることはありますか?
A

乾燥感が強く出るので、保湿を行なうとよいでしょう。また、肌が敏感になるので、日焼け対策を行なうとよいといわれています。詳しくは担当医師にご確認ください。

光治療について

手術時間 ダウンタイム 費用目安
30分前後 1日前後 40,000~70,000

光治療とは?

光治療には、インテンス・パルス・ライトを使用した治療と、次世代のLED(発光ダイオード)を使用した施術があります。ここでは、インテンス・パルス・ライトを使用した治療についてご説明します。

肌トラブルの原因といわれているメラニン色素や毛細血管などをターゲットとし、顔全体にインテンス・パルス・ライトという光を照射してダメージを与える治療法です。

インテンス・パルス・ライトは、ターゲットにのみ反応し、治療箇所以外を傷つけることはないため、レーザー治療などに比べ肌への負担が少ないとされています。

クリニックによって使用する機器はさまざまですが、コラーゲンなどを作り出す線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きを活性化させる器機もあるとのことです。

治療頻度の目安は、クリニックや使用する機器によりますが、3週間に1回ぐらいがよいとされています。レーザー治療と比べマイルドな治療なので、回数を重ねることで、効果を得られるといわれています。

光治療とレーザー治療の違いっ?

光治療とレーザー治療では、大きく3つの違いがあるとされています。

1つは、1回で治療できる範囲です。レーザー治療は気になる点に対してピンポイントで治療を行なう“点での治療”になりますが、光治療は、顔全体の治療を行なう“面での治療”ができるといわれています。

2つめは、施術後のダウンタイムの長さです。レーザー治療は、治療後に治療箇所がかさぶたになったり色素沈着を起こすことがあるため、長めのダウンタイムを設定しています。 光治療は、治療後の肌のダメージがレーザー治療より少なく、施術後に洗顔やメイクなどができるとされているなど、ダウンタイムが短いケースが多いとされています。

3つめは、治療回数です。治療回数は治療部位や程度、によって個人差がありますが、光治療よりレーザー治療の刺激の方が強いとされているため、治療回数が少ないといわれています。

光治療はこんな方におすすめ

  • ニキビ痕で悩んでいる方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方
  • 肌の赤みで悩んでいる方

光治療のよくある質問

Q
施術後にニキビのような発疹症状がでましたが、なぜですか?
A

個人差はありますが、ニキビのような発疹がでる方もいるようです。これは、活性化した肌の内部から老廃物を押し出すことによってできる一時的なものといわれています。不安な方は担当医師に確認してみましょう。

高周波治療について

手術時間 ダウンタイム 費用目安
60分前後 1日前後 100,000~300,000

高周波治療とは?

ラジオ波(RF)により、真皮層などの皮膚下にのみに熱を与える治療法です。コラーゲン組織が収縮などの変化を起こすことで、肌が引き締められるとともに、肌本来の創傷治癒能力により、コラーゲンの生成が促されます。

その際に、ニキビの原因の1つとされている皮脂の過剰な分泌を抑えるとされています。また、肌を引き締めることにより、シワやたるみ治療にも効果があるといわれています。 高周波治療のダウンタイムは、個人差はありますが、1日程度は「赤くなる」「腫れる」「軽度のやけどのような症状」が出ることもあります。治療を受ける際に、担当医師に十分な説明を求めてみるとよいかもしれません。

ラジオ波を使用した治療なので、体内にペースメーカなどの金属類を埋め込んでいる方や、妊娠している方は受けることができないといわれているので、詳しくは医師に相談ください。

高周波治療はこんな方におすすめ

  • ニキビ痕で悩んでいる方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方
  • ニキビ肌で悩んでいる方

高周波治療のよくある質問

Q
施術後に赤みやほてりが出た場合の対処法はありますか?
A

保冷剤などで肌を冷やすと、赤みやほてりが引いていくケースがあるようです。詳しくは、担当医師にご確認ください。

光+高周波治療について

手術時間 ダウンタイム 費用目安
60分前後 1日前後 15,000~50,000

光+高周波治療とは?

インテンス・パルス・ライトと高周波を同時に肌に照射することにより、皮膚の新陳代謝向上とターンオーバーを正常化し、ニキビやニキビ痕を治療します。

光治療と高周波治療を組み合わせた治療のため、光エネルギーだけでは伝えられない熱エネルギーを、高周波により深い層まで伝えられるようになりました。 また、高周波エネルギーを用いることで、光エネルギーを最小限に抑えられるため、光エネルギーによる痛みややけどのリスクが抑えられるといわれています。

そのため、個人差がありますが、光治療より痛みや肌への負担が軽く、ダウンタイムも少ないとされています。

光+高周波治療はこんな方におすすめ

  • ニキビ痕で悩んでいる方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方
  • ニキビ肌で悩んでいる方

光+高周波治療のよくある質問

Q
治療後にメイクすることはできますか?
A

治療後にメイクをすることは可能とされています。詳しくは、担当医師までご確認ください。

Q
治療後に気をつけることはありますか?
A

紫外線による肌の老化を防ぐため、紫外線対策を行なった方がよいとされています。治療後の注意点に関しては、担当医師までご確認ください。

ダーマローラーについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
30分前後 3~7日前後 15,000~50,000円※部位によって異なります

ダーマローラーとは?

『ダーマローラー』は、極細の針が無数についたローラーを肌の上で転がして、肌に微細な穴を開けて刺激し、あえて肌に炎症を起こさせる治療法です。創傷治癒機能の働きによって生成されるコラーゲンの力により、肌の再生を促します。

術後からコラーゲンが増え始めるとされ、2~6週間ごとに5~6回の治療を繰り返すことで、肌を生まれ変わらせるといわれています。 また、穴を開けた後に薬剤を塗布し、薬剤を肌により浸透させる施術を行なうクリニックや、肌状態によって針の長さを変更できるクリニックもあるとそうです。

ダウンタイムは個人差や治療の度合いにもよりますが、3日~1週間ほどは赤みが続く場合があるとされているので、詳しい内容は担当医師にご確認ください。

副作用として出血を伴う可能性があるので、基本的に器具は使い捨てとなります。感染症の疾患がある方や皮膚病、ひどいニキビが進行中の方は、治療を受けていただけない可能性があるので、医師にご相談ください。

ダーマローラーはこんな方におすすめ

  • ニキビ痕で悩んでいる方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方

ダーマローラーのよくある質問

Q
施術後に気をつけることはありますか?
A

激しいスポーツや飲酒などは控え、日中は紫外線対策を行なった方がよいとされています。施術後の注意点に関しては、担当医師までご確認ください。

ダーマペンについて

手術時間 ダウンタイム 費用目安
30分前後 1~3日前後 15,00~50,000円※部位によって異なります

ダーマペンとは?

『ダーマペン』は、極細のマルチプルニードル(機器によって針の本数が異なります)で、肌に垂直に微細な穴を開け刺激し、あえて肌に炎症を起こさせる治療法です。創傷治癒機能の働きによって生成されるコラーゲンの力により、肌の再生を促します。

ダーマローラーは肌上でローラーを転がして穴を開けるので、転がすときに針が斜めに入ってしまうことなどがあり、肌の表面を傷つける可能性があるといわれています。一方、ダーマペンは、必要部分にだけ垂直に穴を開けることができ、針を均一な深さで挿入するため、肌のダメージを最小限に抑えられます。そのため、ダーマローラーよりダウンタイムが短いとされています。また、針の長さを部位ごとに調節でき、細やかな施術が行なえることもダーマローラーとは異なります。

副作用として出血を伴う可能性があるので、基本的に器具は使い捨てとなります。感染症の疾患がある方や皮膚病、ひどいニキビが進行中の方は、治療を受けていただけない可能性があるので、医師にご相談ください。

ダーマペンはこんな方におすすめ

  • ニキビ痕で悩んでいる方
  • 肌質を改善したい方
  • 毛穴が開いている方

ダーマペンのよくある質問

Q
施術後に気をつけることはありますか?
A

紫外線の影響を受けやすいので、紫外線対策を行なうことをお勧めします。詳しい施術後の注意点などは、担当医師までご確認ください。

※施術によって生じるダウンタイム(腫れる期間)や効果には個人差があります。
※手術法、術名などはクリニックによって異なります。
※詳しくはご希望のクリニックまでお問合せください。